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歯周病で歯をなくす

歯周病で歯をなくす

歯を失う原因には、虫歯をはじめとする様々な要因が挙げられますが、 そんな中でも一番厄介なのが歯周病。
一般的に歯槽膿漏として知られている病気で、歯肉の出血や腫れから始まり、 挙げ句の果てに歯がグラつき抜けてしまう病気です。
歯根をしっかりと支えている歯槽骨という骨が溶けることから起こる症状で恐い病気の一つ。
歯のまわりの組織(歯肉・歯槽骨・歯根膜)が破壊されるので、 たとえ歯そのものが健康であっても簡単に抜けてしまいます。

歯石はたくさんの細菌の固まりが唾液中のカルシウムやリンによって石灰化したものです。
非常にかたいもので歯医者さんで取ってもらう以外に除去は出来ません。
そうならないように、除去できる歯垢の段階でブラッシングを入念に行い、 プラークコントロールしておくことが歯周病にならないために一番必要なことです。 やわらかい歯垢の段階ならハミガキで取り除くことができるのです。


国民病

厚生省の調べでは、45〜54歳の約90%が歯周炎などの異常を訴えているそうです。 しかし、国民の多くは『歯周病は中高年になれば誰でもなるもので別に大したことではない・・・』 という感覚を持っており、徐々に社会的な問題になってきています。
症状の度合いは異なりますが、実際、20〜30歳代の若い世代にまで広がり、 多くの日本人が歯周病を患っています。しかも、前述しているように歯周病がひどくなると骨が溶け、 歯が抜けてしまう深刻な病気。
虫歯よりも歯周病で歯をなくしている人が多い現状を深刻に受け止める必要があります。

歯周病予防には、入念なブラッシングによるプラーク除去が一番効果的ですが、 歯周病の症状が進んでいる人は、抗生物質をはじめとする薬物を用いた治療と、 歯周外科治療をしなければなりません。
また、すでに歯をなくした人は、歯肉と歯槽骨が健康な状態になった後に、 ブリッジで補う治療や、部分入れ歯や総入れ歯、インプラント治療などで歯を再現し、 噛む機能を改善していきます。



上記の内容は2001年に出版された患者さん向け健康本の「歯周病は体中を蝕む!」に 東京ステーション歯科クリニック院長 小川洋一が執筆した内容の一部をWeb用に改変したものです。


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