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東京ステーション歯科クリニック
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気がつかないうちに発症する

サイレントキラー

人の歯と歯肉の間には誰にでも1〜2ミリ程度のポケットと呼ばれるスキ間があります。 そのスキ間をしっかりブラッシングをしないと、ポケットにプラークが溜まります。

放っておくとやがて1〜2ミリのポケットの深さが増加して4ミリ以上となり 歯根部まで広がると、細菌が奥深くまで進入し歯を支えている歯槽骨を溶かしてしまい、 最終的に歯がグラグラと動いて抜け落ちます。

恐いのは少しずつ時間をかけて気がつかないうちに症状が悪化し症状が進んでいくことで、 まさにサイレントキラーと呼ばれる所以です。





初期段階

歯と歯肉の境目にプラーク(歯垢)が溜まっている状態。 ある程度時間が経過すると、歯肉に炎症が生じて少し腫れてきますが、 歯根の周りの骨にはまだ異常はありません。この段階の症状を歯肉炎と呼びます。

歯肉の炎症の程度は様々。赤く腫れるタイプからほとんどわからないものまでありますが、 中高年から若年者まで幅広く見られる症状です。


中期段階

歯肉炎の状態が長く続くと、歯肉が腫れて歯周ポケットの深さが増加し、 その中に歯垢が溜まりやすい形態になります。 歯周ポケットの底は歯根とくっついていますが、歯周ポケット内の歯周病原因菌の毒素により、 付着している歯周ポケット内の底が剥がれてきて、ポケットがさらに深くなっていきます。

また、歯石が沈着するとその周囲にますます歯周病原因菌が繁殖し、 ポケット内の清掃も困難になることから、さらに炎症を悪化させるという悪循環に陥っていきます。


末期段階

歯周ポケット内に歯垢が溜まってくると、そこは酸欠状態。

酸素がなくなると酸素を嫌う歯周病原因菌はさらに増殖して炎症が拡大します。 すると歯の周りの歯槽骨が破壊、吸収されていきます。 しかし、この段階になってもほとんどの人は自覚症状がないのが普通で、 歯科医院で発見されなければ放置したままとなります。 さらに歯周ポケット内の炎症と歯槽骨の吸収が進んで 歯周病と気がつかないうちに歯がグラグラと揺れ始める事態となります。

最初はわずかな揺れでも、次第に動きが大きくなり、炎症もさらにひどくなりますし、 疲れやカゼ、ストレスが続くと慢性の炎症が急性化して歯肉が腫れて痛みが生じるようになります。


上記の内容は2001年に出版された患者さん向け健康本の「歯周病は体中を蝕む!」に 東京ステーション歯科クリニック院長 小川洋一が執筆した内容の一部をWeb用に改変したものです。


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